| 面積100平方キロあまり、周囲33キロ、南投県魚池郷に位置する日月潭は濁水渓の上流、合歓山の中に発する水源を利用したダムを備えた湖で、台湾でもっとも有名な風景区にもなっています。名前の由来は湖上に浮かぶ光華島を境に北は太陽の形、南は三日月の形をしていることから、日月潭と呼ばれるようになりました。
日月潭はもともと小さな湖でしたが、日本の統治時代(1895-1945)に発電所を建設するため、濁水渓から15キロの地下用水路で水を引いた結果、湖面が大きくなりました。また、もともと小山であったところが水に埋もれて数々の島ができました。
台湾の水力発電用ダムは渓流を塞き止めて造ったものが多いため、一般に景色は単調ですが、日月潭の場合は周囲を山に囲まれた窪地に水を引き込んだため、依然として美しい景観を観賞すること日月潭の水は主に発電用に利用されており、1年の発電量は台湾の水力発電全体の56%を占めています。また、水質がよいのに加え、毎日台湾電力が発電用貯水として循環させるため、藻などの植物が繁殖しにくく、台湾ではめずらしい曲腰魚、奇力魚、潭エビなどが生息しています。
日月潭はしばしば「水沙連」という名前で呼ばれます。「沙連」とは以前平埔族が埔里、魚池、中明、水社、頭社など内陸山間部に住む原住民を称した言葉ですが、日月潭も内陸部にあることから、これに「水」の字をつけて「水沙連」と呼ばれたのです。
「双潭秋月」、つまり日月潭で見る秋の月は古く清朝時代や日本統治時代の台湾八景、現在の台湾十二景に数えられるほど有名です。
日月潭は海抜760メートルに山水画のような景色を創り出しています。湖面を漂う遊覧船からそれを眺めた時、日月潭の本当の美しさが実感できます。
噴水柱 濁水渓の水が碧湖を経て武界ダムから日月潭に入る地点、光華島のわきに2時間おきに放水する高さ40メートルの柱状の噴水があります。
環潭公路 日月潭の周囲は約33キロです。かつては日潭公路があるのみでしたが、1995年9月に月潭公路が完成し、湖を一周する環潭公路となりました。
環潭公路には中信大飯店付近(日潭側)と日月潭の最南端地点(月潭側)の2カ所に料金所が設置されています。日潭側料金所を起点に時計回りに行くと、文武廟、孔雀園、徳化社、玄奘寺、慈恩塔、玄光寺などの主要観光スポットを見て回ることができます。 |